近況報告などなどなど
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荀子2.0 が今こそ望まれますねえ。
「聖人による統治」しか思い付かない時代に生まれた荀子と、「烏合の衆の総体としての【聖人】による統治」を唱える荀子2.0と。
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ところで。
イスラム教では利子を取っての金貸しは固く禁じられているのです。ところがそうした戒律を厳守しながらもイスラム金融は大儲けしているわけです。
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ムハンマドは当座の金に困った。
そこで母が大事にしている重い箪笥の中身を空にすると、それを担ぎ、イスラム金融に向かう。
ムハンマドは窓口でカクカクシカジカと言い箪笥を見せ、担当者に値段Aをつけてもらい即座に売る。売ると同時に箪笥を買い戻す。ただし月賦で。総額はBであり、B>Aである。
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@Hannibal さん
イスラム金融と神学・法学の話その内詳しくやりたくなりますね。!(^^)!
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@riffraff さん。
テレビなどで、あちらの金融システムが変だと思いまして、紀伊国屋書店に足を運びそれっぽい専門書を2冊、眺めたことがあります。
煩雑でトリッキーなシステムなのだと感じました。
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@Hannibalさん
スンニー派世界は「信仰⊃神学⊃法学」ですので、ある意味何でもありながら厳格と言う、日本人から見てわけわかめな世界です。
サラフィー主義者などからみて西欧世界は非論理的、日本などは混沌世界です。言い換えれば
西欧世界は論理は存在すれど不徹底&論理の基底たる倫理不在。
日本などは論理も倫理もはなから不在の世界に見えていると思います。
西欧哲学史上、スピノザ辺りがイスラーム神学・法学者に最も近い思考形態の方だと勝手に思ってます。
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今日聞いたお笑いネタ
【仁王谷旅館】
その正体は
ホテル ニューオータニ
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新型コロナ。
感染の種類として以下の3種があると言われていますね。
①接触感染
②飛沫感染
③マイクロ飛沫感染文化の違いからか欧米では①接触感染②飛沫感染はかなり濃厚だと思うんですね。主成分と言っていいと思います。
しかるに、こと日本においては、①接触感染②飛沫感染は欧米に比べて薄く、③マイクロ飛沫感染が濃いのだと思います。
仮にマイクロ飛沫感染がないのならば、日本では実効再生産数が1を切るのではないでしょうか。
このような状況下で日本は、【3密】を発見しました。
すなわちこれ、①②③のどれもが【3密】に影響を与えている、とりわけ換気の悪いロケーションでは③マイクロ飛沫感染が目立つことが日本では発見しやすかったと言えます。
さて。
高温多湿においては、
①接触感染、②飛沫感染は勢いを減らし、③マイクロ飛沫感染は勢いを増すものと私は考えます。梅雨時期では、店内では無言を強く推奨したいですね。
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①新型コロナ感染症についての小池都知事による本日発表の新政策にはつくづくガッカリしました。センスないなあ。
②逃げ恥再放送が突然に終了。えーーー。ここから更に胸キュンなのにい(o(><;)(;><)o)
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今話題の藤井聡太七段は、公式戦今シーズンの勝率が現時点で9割を越えています。
コロナのせいで公式戦が一時期行われていなかったのでNは少ないのですがそれでも天才の巣窟で勝率9割は明らかに化け物です。そんな彼に私は将棋で負けたことが一回もありません。
エヘン<(`^´)>
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@Hannibal さん
これ恒真命題ですね!(^^)!
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相変わらず有病率が理解出来ていない方が多いようなのでブログに与太話をしておきました。
それにしても、俺たち専門家どこでも専門家みたいな過信、帝国海軍のエリート達にも顕著でした。!(^^)!
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「実在論と認識論との止揚なのであるよ」(明智小五郎)
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…明智小五郎???
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@Hannibalさん
確かに眼が点:
マジレスしますと
存在論と認識論、実在論と唯名論は対
カテゴリー不一致ですが、後期シェリングー(ハイデッガー)-マルクス・ガブリエル・・・()は否定的継承、と言うコンテキストなら対概念として成立しそうです。サンデルあたり・・・<単なる揣摩臆測>。
ピュリダン・オーレムの徒としては、新実在論者やコミュニタリアンは苦手ですので違和感があります。それにしても<明智小五郎>とは、乱歩のどこかにあるとしたら、Meteor StrikeΣ(゚Д゚)!(^^)!
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あうっ しまった 明智小五郎ではなくて 小澤正直先生だったかもしれません。
◆測定と実在:EPRに対するBohrの回答‖小澤正直
( http://phsc.jp/dat/rsm/20111106w2-2.pdf )※小澤先生、実在と存在とは等価とみているので、リマークしておきます。
23:49追記:たとえば数理科哲の果てでの小澤不等式が実験で確認されているなど。実に素晴らしいです。
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さきほどの投稿は、数理科哲は、こと物理学の範疇では、ありうるのではないかとの私の感想にすぎません。
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@Hannibal さん
論文ご紹介ありがとうございます。
斜め読みしました。First Replyです
小澤さん、確固とした”実在論者”とお見受けしました。実在論者に取って”認識論”は観測とその記述問題に縮退します。
逆に唯名論者にとって、存在は間主観的了解構成問題に縮退します。
小澤さん論文での、古典力学の理解はニュートンと言うよりはラグランジュ・ラプラスのものかと思います
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@riffraff さん。
そう言えば以下のようなご本人による記述があります。2つ引用します。なお、【】は私による強調です。
引用開始
量子力学の解釈問題に関しては、量子力学が描く実在像を明らかにする目的で、 量子物理量の値の意味を巡って、長い議論が続けられています。 一方、 量子測定理論は量子力学の【認識論的基礎】を与え、 量子集合論は量子力学の【存在論的基礎】を与えるのに重要な数学理論です。 この二つの理論を有機的に統合することで、現在、解釈問題に向けて、 数学的に確固とした新しいアプローチを提案しています。
引用終了引用開始
大学院生の頃から、【存在論】的興味から公理的集合論に、【認識論】的興味から量子力学の観測問題に強く関心を持つようになり
引用終了個人的にはPOVMや完全正値インストルメント等の数学的方法に惹かれるのですが、実力が全然届かず残念でなりません。
古典的な解析学では、実数を公理的に定義するにあたり、ある種の(古典的な)集合の上でデデキントの《切断》を利用する立場もあります。
ビックリこいたのは、【存在論的基礎】を記述するために量子集合論を開発し、その上で「切断」することで量子物理量を定義しちゃうらしいのですね。存在論的な量子物理量です。ところがこれは測定する前なので解析学でいうところの実数値を持たないわけです。
認識論的な「測定」をすることで量子物理量が、実数値として得られるわけです。
このような存在論的なナニモノカに認識論的な仕掛けによって別のナニモノカに落としこむ、そこに波動方程式という強力な束縛があるわけで、まあなんといいますか、もしも創造主がいるとしたらとてつもない大数学者なのだなあと思います。
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@Hannibal さん
ありがとうございます。
実在論者の典型とお見受けしました。ここまで徹底すると清々しい!(^^)!
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鐵人先生のエントリーへのコメントです。
面白くよみました。「ひるおび」へのコメント概ね語意ですが、信号検出理論の構造と課題(感度、特異度、コスト)についても触れたらもっとよかったのにないものねだり。
基本:感度と特異度はトレードオフ、両方上げようとするとコストが幾何級数的に上昇。
*例 AN/SPY-1レーダー
日比野愛子さん「感染症モデルと社会 ――STS(科学技術社会論)への誘い」
鐵人さんは甘いですが、社会学バックグラウンドのSTS学者のティピカルな例
統計学⇒(基礎論)⇒科学哲学⇒STSと渡り歩いた身から見れば、”量は質に転化する”(ヘーゲル)どころか”症例集積の向こうに真実は顕現する”、フィッシャー・スチューデント以来の統計学100年の歴史を愚弄した・・・何かに似てきました。
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「感度と特異度はトレードオフ」
先日、モーニングショーの玉ちゃんが
偽陽性対策として、PCRで陽性だったとしても抗原検査で陰性ならば、非感染者とみなせばよい(要旨)
などと言っていましたが、副作用として、トータルで感度が約半分に下がることに気がついておられない、偽陽性を最小化するために特異度をあげるとトータルでは感度が下がる、そうしたことを教えてくれる専門家には、テレビ局はアクセスしていないのだと痛感しました。
量子世界の不確定性原理類似ですが、こちらは存在論的には真値が確定しているのに認識論的には不確定であるのにすぎないので不確定性原理とはちょいと違いますね。
あっ。こう書くということは、私は素朴な実在論者。